約4年前の2019年7月18日に京都市伏見区にある「京都アニメーション」の第1スタジオがガソリンをまいて放火され、36人が死亡し、32人が重軽症を負うという傷ましい事件がおきました。
この事件で、放火や殺人の罪で青葉真司被告(44)が起訴されています。
青葉被告の裁判を前に、争点や証拠を絞り込む公判前整理手続きが2023年5月8日から始まりました。
また、青葉被告は2度の精神鑑定が行われており、責任能力の有無が争点になりそうです。
小説を盗まれたと妄想したことが動機といわれていますが、どうしてこんな事件を起こしてしまったのか、裁判で明らかにされるのでしょうか。
この青葉真司被告の生い立ちや現在や病気なのか、また9月上旬から12月下旬で調整されている裁判員裁判についてまとめました。
青葉真司の生い立ちや現在の状況や裁判は?
青葉被告がこの放火事件を起こすまでの生い立ちに事件の動機が隠されているのではないか気になりますよね。
また青葉被告もこの事件で重度の火傷を負っており一時は瀕死の状態でしたが、現在はどうしているのでしょうか。
今年9月上旬から12月下旬にかけて予定されている裁判員裁判についても調査したのでご覧ください。
青葉真司の生い立ち
青葉真司被告
- 本名:青葉真司(あおばしんじ)
- 生年月日:1978年5月16日
- 年齢:44歳
- 出身地:埼玉県
- 犯行時住所:埼玉県さいたま市見沼区
- 家族構成:父・兄・妹
- 職業:無職
- 身長:約180cm
青葉被告の生い立ちをまとめました。
年代 | 出来事 |
---|---|
幼少期 | 茨城県で生まれる |
小学校時代 | 3年生頃に両親が離婚し、父親に引き取られ転居 父、兄、妹と3人暮らしとなる 活発で明るい普通の少年だった |
中学校時代 | 同じ地区の中学校へ進学し、柔道部に所属 父親が家賃を滞納し、マンションを追い出され引っ越す 埼玉県内の中学校に転校する 友達も少なく、いじめにあい、引きこもりがちになる |
高校時代 | 埼玉県立浦和高校の夜間部に通いながら、県の非常勤職員として勤務 真面目で、学校では楽しく過ごしていた |
1999年 | 父が自死 |
2004年 | 妹が自死 |
2006年 | 下着を窃盗し、逮捕される(執行猶予付きの判決) |
2012年 | コンビニに包丁をもって、強盗に入る(懲役3年6ヶ月の実刑判決) |
2019年 | 京都アニメーションを放火 火傷を負い危篤状態になる |
幼いころに、両親が離婚し、子供を引き取った父は女にだらしがなく、子供たちは放置状態だったそうです。
中学時代は、極貧生活をしいられ、万引きをしたり、友達からお金を釣り上げたりしていたようですね。
父親はタクシー運転手をして生計を立てていましたが、事故をおこし廃業に追い込まれ、その後自殺しました。
その後、妹も兄も自殺しています。
コンビニ強盗事件後、服役中に刑務官に暴言をはいたり、騒いだりしており精神疾患と診断されているようです。
連続して肉親が自ら命をたったことで、精神状態が異常になってしまったのでしょうか。
出所から約3年半後、京都アニメーションを放火という悲惨な事件を起こしました。
青葉真司の現在の状況
現在の青葉被告はどうしているのでしょうか。
青葉被告自身も放火事件で、重度の火傷を負い、危篤状態となっていました。
当時、治療に力を尽くした医師は「事件の真相解明のため、そして罪に向きあってほしい」との思いで、治療にあたっていたそうです。
症状からして死亡率は95%越えだったようですが奇跡的に回復しました。
その後は、会話もできるようになり、取り調べに耐えられるくらいまでになりました。
青葉真司の裁判は?
青葉被告の京都アニメーションの放火事件の裁判員裁判についてまとめました。
裁判日程:9月上旬~12月下旬(変更の可能性あり)
公判は、3ヶ月以上の長期になる見込みです。
また、証拠や争点の絞り込みがおこなわれる第1回公判前整理手続きが5月8日から始まりました。
この公判前整理手続きには、青葉被告は出席していないようです。
青葉被告の2度目の精神鑑定の結果が3月に出ており、裁判の争点は、刑事責任能力の有無や程度になるとみられています。
青葉真司の病気や統合失調症の噂は本当?
青葉被告は、すでに2度目の精神鑑定がおこなわれています。
裁判では、心神喪失は無罪、心神耗弱は減刑となりますが、青葉被告の罪を問うことはできるのでしょうか。
この放火事件の動機が小説を盗まれたと妄想したことで起こしたといわれていますが、これが真実なら普通の精神状態だとは考えにくいですよね!
ネット上では、この考えや行動は、統合失調症ではないかと噂されています。
まとめ
青葉真司の生い立ちや現在・裁判は?病気や統合失調症の噂も!
こちらをまとめていきました。
幼少期の頃から複雑な家庭環境で育ち、家族の自殺が続き精神状態が普通ではいられなくなったのかもしれません。
今後同じような事件が起きないように、社会全体の問題として考えていくべきではないでしょうか。
ですが、この傷ましい事件を起こしてしまった事は決して許されることではなく、真摯に裁判に向き合ってほしいですね。
ご覧いただきありがとうございます。